東京都内で事業展開を考えている皆さんの中には世田谷区の住所が使えるバーチャルオフィスを探しているかたも多いのではないでしょうか?
世田谷区は区自体が広く人口も多いわりに実は事業者数が少ないのです。
今回の記事では世田谷区の特徴および世田谷区のバーチャルオフィスを選ぶメリットをお伝えしたうえで、特におすすめの事業者を7社厳選して紹介していきます!
あわせて気になる料金の相場や選ぶ際のポイントについてもまとめているので、はじめてバーチャルオフィスを利用するかたはそちらも参考にしてくださいね。
バーチャルオフィスとは
バーチャルオフィスとは月額や年額で基本料金を支払い、ビジネスに利用可能な住所を借りることができるサービスのことです。
郵便物の転送サービスや電話番号を借りられるサービスもあり、バーチャルオフィスの住所を法人登記に利用することも可能です。
バーチャルオフィスの住所を借りることは実際に物件を借りるわけではないため、敷金や礼金は不要で固定費を抑えることもできます。
また住所を借りることが主な目的であることから、オフィス街や商業地などの一等地で提供している事業者も多く、利用者の顧客や取引先に良い印象を与えられるというメリットもあります。
コストを抑えつつ一等地の住所を借りられるという点において、特に起業家や個人事業主の方に人気のサービスです。
バーチャルオフィスを利用するメリット
・自宅住所などの個人情報を公開せずに副業・事業を行うことができる
・プライバシーが守られ、トラブルを未然に防ぎやすい
バーチャルオフィスを利用することで、プライバシーが保護できることは大きな魅力です。自宅住所や電話番号などの個人情報を公開せずに副業や事業を進めることができ、プライバシーに配慮したビジネス運営が可能です
さらにバーチャルオフィスを通じてビジネスを行うことで、不必要なトラブルを未然に防げる利点があります。自宅住所で事業を行っていると気になってしまう郵便物の取り扱いや会議の場所に関しても心配せずに済むため、そういった面でも安心感を持って業務を進めることができます。
バーチャルオフィスは、個人事業主や小規模事業者にとって、プライバシーを大切にしながらビジネスを展開するための理想的な選択肢の一つと言えるでしょう。
世田谷区の特徴とバーチャルオフィスの料金相場
世田谷区の特徴
世田谷区は東京23区の南西部に位置しており、その特徴はなんといっても面積の大きさと人口の多さです。
区の面積は約58k㎡で23区では大田区に次いで2位、人口は約92万人(2024年8月7日時点)で1位を誇ります。
鉄道は京王線・小田急線・東急田園都市線が通っており、幹線道路は実に7本(国道246号線・環状7号線・8号線など)が整備されており都内でも抜群のアクセスの良さ、交通の便の良さがあります。
また「都市整備方針(都市計画マスタープラン)」「みどりの基本計画」 「防災街づくり基本方針」などを作成し、計画的に住みよい街づくりを目指しています。
建物の割合も住居系が約9割を占めている住宅都市で大きな公園など自然を身近に感じることができるスポットが多い点も魅力も一つです。
ビジネスの面では区内における創業を促進する取り組みを実施しているため、「起業」に挑戦しやすい環境なのは間違いありません。
ワンストップ相談窓口に始まり、創業セミナーや融資の相談、事業計画策定等の個別支援も充実しており、起業に適した環境だと言えるでしょう。
また「女性のための起業・経営相談」や「女性起業家交流会」などもあるため、女性の起業も安心して行えます。
世田谷区のバーチャルオフィスの料金相場
世田谷区は人口が多いだけあって賃貸オフィスを借りる場合は初期費用を含めて高額になることが多いです。
賃貸オフィスの賃料は坪単価で2万円を超えるところも多く、賃貸オフィスを借りようとすると費用が高額になってしまいます。
法人登記が可能なバーチャルオフィスであれば会社の住所として利用することも可能なため、一般的な賃貸オフィスよりも安く都内一等地の住所を利用することができ、特に創業期にはオススメです。
世田谷区にあるバーチャルオフィスの料金相場としては、月額2,000円程度の格安バーチャルオフィスから月額8,000円程度の少し高めのオフィスまでありますが、平均すると5,000円くらいが一つの目安になりそうです。
世田谷区のバーチャルオフィスを選ぶ際のポイント
バーチャルオフィスの住所は事業に活かせる立地で選ぶ
バーチャルオフィス選びの第一のポイントはなんといっても「住所」です。
実際に入居するオフィスではないですが、せっかくお金を払って借りる住所なので出来る限りいい住所を選びたいですよね!
特に少しでもビジネスや自身の信頼度を上げたい場合は、都内でも一等地の住所が利用できるバーチャルオフィスがおすすめです。主要路線の駅チカ、オフィス街のど真ん中に位置している住所だと、それだけでも信頼性は高まります。料金を見ながらコストパフォーマンスの高い住所を選べるとよいです。
もう一点考慮すべきポイントは「アクセスの良さ」です。
安く契約出来るからと契約したのはいいものの、主要な駅から距離があったり、自宅からの距離が遠かったりと不便なこともあります。住所のみの利用であれば問題ありませんが、そうではない場合は注意が必要です。
例えば郵便物の受け取りが不便だったり、付帯している貸し会議室やコワーキングスペースなどのサービスを使うのが億劫になってしまったりすることが考えられるため、自分の使い方に合ったアクセスの良さを考慮する必要があります。
料金の安さで選ぶ
そして次に大事なのが「料金の安さ」です。
バーチャルオフィスは通常のオフィスを借りるよりも安く、固定費や経費を削減できるメリットがあります。折角バーチャルオフィスを借りて固定費削減を図るのであればトコトンこだわりたい部分です。
何点かポイントを紹介します。
まず最初に「初期費用」です。
毎月の基本料金が安いから! と契約したはいいものの、初期費用のことを考えておらず、結局年間のトータルで見ると高くついてしまった……というのはバーチャルオフィス契約でのあるあるなので、ここには注意したいところです。
次に気をつけなければならないのが「郵便の転送費用」です。
バーチャルオフィスを利用するうえで必ず郵便物の転送は発生します。ハガキ一枚、封書一通といっても、実費での転送だと意外と料金がかかります。
バーチャルオフィス事業者によっては重量で基準を設けて◯◯◯gまで無料、としてくれている場合があるため、郵便の量によっては無料で転送してくれる事業者を選ぶとさらにコストが削減できます。
ただし安さだけで選んでしまうと必要なサービスが揃っていない可能性もあるため、自分にとって必要なサービスが揃っているかどうか見極める必要があります。
サービス内容で選ぶ
意外と忘れがちなのが「サービス内容」です。
「住所借りるだけならどこでも一緒では? 」は大きな間違いです。
特にバーチャルオフィスで法人登記を考えているかたは、単純に住所を「借りる」だけでなくその住所での登記が可能かどうかについても確認しておく必要があります。
サービス内容に関しては郵便物の転送サービスだけでなく、電話番号などのオプションと追加費用の有無なども確認しておくことをオススメします。
バーチャルオフィス事業者の中には自前でサービスを持っていなくても提携先のサービスを割引価格で利用できるところもあるので、提携先のサービスについても確認しておくと良いでしょう。
特に法人で銀行口座の開設も考えている場合は各銀行とのつながりがあるバーチャルオフィスを利用するのがおすすめです。
顧客サポートで選ぶ
問題やトラブルが発生した場合、迅速かつ適切な対応を行ってくれるサポート体制が整っているかも重要
バーチャルオフィスのサービスは基本的に「住所貸し」「郵便物転送」とシンプルなものではありますが、それでも問題やトラブルは発生してしまうものです。
そのような場合に迅速かつ適切な対応を行ってもらえるかどうかも重要なポイントになります。
問い合わせ用のメールフォームやカスタマーセンターでの電話対応など、複数の方法での問い合わせに対応している事業者を選ぶと、万が一の時にも安心してサポートを受けることができます。
有人受付に対応しているか、専属の秘書サポートが受けられるかどうか
利用している住所に突然の来客が想定される等で、有人での受付対応や専属の秘書サポートが必要な場合はそのようなオプションサービスがあるかどうかも確認が必要です。
ただしこのようなオプションサービスをつけると料金は高くなるため、自分にとってそのサービスが必要かどうかを吟味することが重要です。
運営会社の信頼度で選ぶ
住所の利用はころころ変えるものではないため、長期に渡って利用が出来るバーチャルオフィス事業者を選ぶことも重要なポイントです。
経営の安定性が低い企業のバーチャルオフィスを選んでしまった結果、事業縮小、酷い時には倒産などによってサービス終了なんてことになると目も当てられません。
法人の場合は登記も変更しなければならないですし、ウェブサイトやパンフレット、名刺等様々な住所の変更を迫られることになり、多くの出費を伴うケースも考えられます。
また事業者のイメージについても重要なポイントです。
バーチャルオフィスということもありイメージはあくまでもイメージに過ぎませんが、運営会社の知名度や評判を調べておくことでビジネスや個人への信頼度を落とすことがないように注意しておきましょう。
世田谷区のバーチャルオフィス事業者7選
GMOオフィスサポート
・東証プライム(旧東証一部)上場のGMOインターネットグループの会社が全国16ヶ所で展開しているバーチャルオフィスのため、事業基盤がしっかりしています。
・東京都内だと人気の渋谷、新宿、銀座のほか、青山と恵比寿などにオフィスがあります。利用者数も急増しており、今後もオフィスを拡大していく予定です。
目玉はなんと言っても業界最安水準の660円という価格設定です(法人登記可能なプランは1,650円〜)。初期費用が無料で最初の出費を抑えることができます。グループ企業であるGMOあおぞらネット銀行での法人口座開設がスムーズであるのもおすすめなポイントです。
オフィス名 | 三軒茶屋 |
初期費用 | 0円 |
最安プラン | ■個人:660円/月 ■法人:1,650円/月 |
プラン一覧 | ・転送なしプラン:660円/月 転送なしプランは法人契約不可。 |
サービス内容 | 【基本サービス】 【オプションサービス】 |
特徴 | ・初期費用なし、かつ業界最安水準でわかりやすい料金設定 |
karigo
・世田谷では2店舗のバーチャルオフィスを運営しており、どちらのオフィスも駅チカ
・サービス内容に応じて3つのプランがあり、3,300円から利用可能
Karigoの特徴はなんと言っても拠点の多さです。渋谷でも3店舗を展開しているため、好みに合わせて住所を選べるのがポイントです。
オフィス名 | 世田谷自由が丘、世田谷三軒茶屋 |
初期費用 | 入会金:7,300円〜 |
最安プラン | ■個人:3,300円/月〜 |
プラン一覧 | ・ホワイトプラン:3,300円/月〜 |
サービス内容 | 【基本サービス】 【オプション】 |
特徴 | ・都内に多数の拠点があるため、選択肢が豊富 |
ワンストップビジネスセンター
・ワンストップビジネスセンター銀座店で契約をすると、全店舗にある会議室を利用可
・北は北海道、南は熊本までの全国44店舗以上のバーチャルオフィスを構えている
創業から15年バーチャルオフィスを運営してきた実績と信頼もさることながらバーチャルオフィスの費用で意外と高くなってしまう郵便転送料金が100gまで無料で費用が抑えられるのがポイントです。
オフィス名 | 二子玉川オフィス |
初期費用 | 初期費用:10,780円 |
最安プラン | ■個人/法人:5,280円/月 |
プラン一覧 | ・エコノミープラン :5,280円(毎週水曜転送) その他、各種オプション、多数特典付きのエグゼクティブプランあり |
サービス内容 | 【基本サービス】 |
特徴 | ・都内各所にオフィスがあるため、選択肢が豊富 |
下高井戸コワーキングスペース INVENTO
・1年一括払いの場合は10%割引を受けられるためお得に利用可能
・東京の市外局番である03から始まる電話番号を借りられる。
地域(下高井戸)で働く新しい働き方をめざして、2015年4月に開設されたコワーキングスペースです。
参考https://coworking.invento.jp/
オフィス名 | 下高井戸 |
初期費用 | 入会金5,500円〜 |
最安プラン | ■個人/法人:5,500円/月 |
プラン一覧 | ・住所利用 :5,500円/月 プランはシンプルで通常の住所利用に+1,100円で専用のポストが利用可能です。 |
サービス内容 | 【基本サービス】 【オプションサービス】 |
特徴 | ・1年一括払いで利用料10%オフ |
バーチャルオフィス下北沢
・一般社団法人地域IT促進協会が運営しているバーチャルオフィス
・数社限定募集のバーチャルオフィスのため、地図上で表示される同業者が少なく、住所を検索した際の誤認などを避けやすい
古着やサブカルの街として知られる下北沢のバーチャルオフィスです。
「数社限定」のため住所被りなどを確実に避けられるのがポイントです。
参考:https://peraichi.com/landing_pages/view/lipa
オフィス名 | 下北沢 |
初期費用 | バーチャルオフィス入会金:0円 |
最安プラン | ■個人/法人:3,080円/月 |
プラン一覧 | ・バーチャルオフィス:3,080円/月 |
サービス内容 | 【基本サービス】 【オプション】 |
特徴 | ・人気の下北沢でレンタルスペースも利用可能 |
吉田一仁税理士事務所
・税理士事務所が運営しているバーチャルオフィス
・税理士が提供しているため、対外的にも信頼性が高く、安心して利用しやすい
バーチャルオフィスには珍しく税理士のかたが運営されております。
顧問税理士になっていただくとバーチャルオフィス利用料がオトクになるのも嬉しいポイント
参考:https://tax.yoshidakazuhito.net/management/virtualoffice
オフィス名 | 下北沢オフィス |
初期費用 | 初期費用:10,000円 |
最安プラン | ■個人/法人:5,000円/月 |
プラン一覧 | ■事務所の顧問先の場合 ■バーチャルオフィスのみ利用の場合 |
サービス内容 | 【基本サービス】 |
特徴 | ・税理士のかたが運営しているので信頼性が高い |
加瀬のレンタルオフィス
・郵便や荷物などの受け取り・転送などのサービスはないものの料金を抑えやすいバーチャルオフィス※一部例外あり
・全国に50ヶ所を展開中で選べる住所が豊富
トランクルームやレンタルボックスで有名な「加瀬グループ」の提供するバーチャルオフィスです。
自社ビルの住所をバーチャルオフィスとしても貸し出しております。
参考:https://office.kasegroup.co.jp/virtual/
オフィス名 | 駒沢オフィス |
初期費用 | なし |
最安プラン |
|
プラン一覧 | ・バーチャルオフィス:2,200円/月 |
サービス内容 | 【基本サービス】 【オプション】 |
特徴 | ・ポストのないオフィスは郵便物の受け取り、転送は不可なものの費用は抑えられる |
まとめ
本記事では世田谷区のバーチャルオフィス事業者の中から7の事業者を厳選してご紹介しました。
バーチャルオフィスを利用すれば初期投資を抑えつつ、三軒茶屋や下北沢など全国的にも有名な住所でビジネスを行うことが出来るため、事業のイメージアップにも役立つかもしれません。
最後にもう一度バーチャルオフィス選びのポイントをご案内しておきます。
- 価格が安いこと
- サービス、サポート内容が充実していること
- 信頼出来る事業者であること
世田谷区内のバーチャルオフィスを検討中、あるいはお悩みの方は上記3点をバッチリ押さえており、豊富な特典・サービスを兼ね備え、業界最安水準で利用可能な「GMOオフィスサポート」を是非ご検討ください。
事業者の住所をお貸しするサービスです。具体的には、事業者の住所として掲載可能な住所の提供・登記可能な住所の提供・郵便物等の受取・当該住所を用いた銀行口座開設申込等を可能にするサービスです。事務所の賃貸・レンタルオフィスとともに「バーチャルオフィス」という選択肢もぜひご検討ください。