バーチャルオフィスを利用したいけど、郵便物等の配達物(以下郵便物)はどうなるの?受け取ってもらえないものはあるの?自分の住所に届けられるの?と心配になりますよね。
バーチャルオフィス事業をおこなっている会社のほとんどが、転送サービスをおこなっていますが、料金や転送頻度等の詳細が気になりませんか?
この記事では、GMOオフィスサポートの実際のルールをもとにバーチャルオフィスでの郵便物の詳細について解説いたします。
バーチャルオフィスの郵便物の取り扱いについて気になる方はぜひ目を通してみてください。
そもそもバーチャルオフィスで郵便物を受け取れるのか?
バーチャルオフィスという名前のとおり、物理的なオフィスがないため郵便物はきちんと受け取ってもらえるのか、心配ですよね。
答えはズバリ、受け取れます!
お客さまはその場にいなくてもバーチャルオフィス事業者が郵便物を代わりに受け取り、その郵便物をお客さまに転送するサービスがあるからです。
お客さまがホームページ等でバーチャルオフィスの住所を公開している場合、お客さま宛の郵便物がバーチャルオフィスの住所に届きます。
それをバーチャルオフィス事業者が受け取って、保管・管理し、一定期間ごとに転送いたします。
郵便物のいろいろ
郵便転送の頻度は?
GMOオフィスサポートでは選べる3つのプランを用意しており、各プランに応じて定期的に郵便物を転送します。
- 月1回転送
- 隔週転送 (2週間に1回)
- 週1回転送
郵便物が多く早めに確認しなければならないものが多いお客さまは週1転送を、郵便物は少ないしあまり重要なものは届かないというお客さまは月1転送を、という具合にお客さまの状況に合わせて最適なプランを選ぶことができます。
転送日の具体的なイメージは以下のカレンダーを参考にしてください。
簡易書留って受け取ってもらえるの?
郵便物に関する質問で一番多いのはこの質問です。
「銀行口座を開設したいけど、審査後に送られてくる簡易書留の書類はバーチャルオフィスで受け取れるのか?」
答えは「受け取れます」。
書留は直接受け取ることが必要ですが、一般的なバーチャルオフィスであれば代わりに受け取ってくれるところが多いです。
また書留の場合、転送不要扱いにすることが多いため転送できないのでは?と思われるかたも多いのではないでしょうか。
転送不要とは、受取人が転居届を提出していた場合、新住所には郵便物を転送しないということであり、つまり自動転送をしないということです。
そのためお客さまや会社の住所が確かにバーチャルオフィスの住所であれば受け取ることができます。
受け取った後、バーチャルオフィス事業者から転送するのですが、この「転送」と「転送不要」扱いは別物です。
その他、多くお問い合わせいただく「速達」「レターパック」についても問題なく受け取ることができ、お客さま宛に転送いたします。
なんでも受け取ってもらえるの?
では、どんな荷物でも受け取れるのか?というとそういうわけではありません。
GMOオフィスサポートのルールを例にすると、受け取れない郵便物は以下のとおりです。
- 現金書留・電信為替
- 本人限定受取郵便物等
- 内容証明郵便
- 代金引換郵便・代金引換荷物
- 危険性のある物その他の郵便禁制品
- 縦・横・高さの合計が90cm以上、1辺の長さが50cm以上、または重さが15kg以上のもの
- バイク便または自転車便その他の急送サービスにより送達される信書便物等
- 裁判文書
- 動植物・生鮮品その他保冷が必要なもの
- 上記各号の他、弊社が合理的理由により郵送が困難であると判断したもの
もう少しやわらかく説明すると、
- お金や危険物、生き物や食べなど受け取ることにリスクを伴うもの
- 裁判文書と呼ばれる申立書や訴状、答弁書など
- 本人が受け取らないといけないもの
- 受取時に支払いが生じるもの
- バイク便など通常郵便以外のもの
- 大きすぎるもの
が受け取れないものです。
なお受け取ることができない荷物が届いた場合、GMOオフィスサポートでは不在票をお客さまに写真で通知します。
その不在票にて、お客さまご自身で配送先の変更等を行なっていただき受け取っていただくこととなります。
届いたものは確認できるの?すぐ欲しい場合は?
バーチャルオフィス事業者によっては郵便物が届いた時に通知してくれたり、郵便物自体を写真で確認できるサービスがあります。
また特定の郵便物だけ定期転送日よりも前に送ることができるなど、急ぎの郵便物があるお客さまや、郵便物をこまめに管理したいお客さまにはオススメです。
GMOオフィスサポートでは「写真でお知らせ」オプション(基本料金とは別)をご用意しており、郵便物のこまかな管理が可能です!
「写真でお知らせ」オプションでできること
- 郵便物が届くたびにLINEやメールで通知
- 届いた郵便物をマイページ上で写真で見れる(郵便物の表と裏)
- すぐに転送したい郵便物はマイページ上で「即時転送」が可能
郵便物の料金について
郵便物等の受け取りや転送、サービスについてお話ししてきましたが、一体料金はどれくらいかかるの?基本料金には含まれていないの?というのが気になるところだと思います。
バーチャルオフィス事業者によって料金形態は様々です。
基本料金に含まれているところもあれば全て実費のところ、簡易書留を受け取る時にも料金が発生するところもあります。
基本料金は同じに見えても、郵便物の転送で料金が大きく異なるので注意が必要です!
GMOオフィスサポートの料金
他社では◯通までなら無料です、などの制限があるケースもありますが、GMOオフィスサポートは転送する郵便物等の通数上限はなく、1回あたりの重量が150g以下であれば基本料金の中に含まれています。
基本料金に含まれないのは以下のとおりです。
- 1回あたり150gを超える郵便物
- 簡易書留
- 速達
- 不在票通知
またオプションとして以下があります。
- 写真でお知らせ(1,100円/月)
- 即時転送(550円/1回)
※即時転送は写真でお知らせオプション加入者のみご利用できます
月1転送 | 隔週転送 | 週1転送 | 転送なし | |
基本料金 | 1,650円/月 | 2,200円/月 | 2,750円/月 | 660円/月 |
初期費用・保証料 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
郵便物の定期転送 | 1回の転送につき 150g以下:0円 150g超〜4kg:440円 4kg以上:実費相当額 | なし | ||
速達・書留 | それぞれ速達・書留で郵送(定期転送とは別) 受取:0円 転送150g以下:660円/1通 転送150g超〜:実費相当額 | なし | ||
不在票通知 | 220円/1回 | なし | ||
写真でお知らせオプション | ||||
オプション料金 | 1,100円/月 | なし | ||
即時転送 | 550円/1通 + (普通郵便150g超の場合)重量超過料金 | なし |
そのほか詳しい料金についてはこちら
基本料金内の転送物ってどれくらい?
GMOオフィスサポートでは定期転送の重量が150gを超えると基本料金以外に料金が発生しますが、150gってどれくらいの量なんだろう?結局超過費用が発生するんじゃないの?とというのが気になりますよね。
よくある「ハガキ」と「封筒にA4の紙が5枚(封筒+紙)」入っていた場合を例に見てみましょう。
内容物 | 封筒 | 重量/1通 | 基本料金内の数 |
ハガキ | ー | 約6g | 25通 |
A4の紙5枚 | 角2形※1 | 約38g | 3〜4通 |
A4の紙5枚 | 長3形※2 | 約27g | 4〜6通 |
※1:A4サイズがすっぽり入るサイズ
※2:A4サイズを三つ折りにしたサイズ
1回150g以内と考えると、意外と郵便物が届いていても基本料金内でおさまります。
GMOオフィスサポートでは転送プランをご利用のお客さまの郵便物の平均到着数は1〜2通/月です。※3
また約86%のお客さまが追加料金の発生がなく基本料金内でご利用いただけています。※4
※3:2022年6月実績、DM除く
※4:2022年5月実績
事業者によって料金は違う?
転送サービスを行なっているバーチャルオフィス事業者でも、
- ◯通までは基本料金内
- 1通あたり◯円
- 全て実費
- 受取サインが必要な郵送物は別途手数料が発生する
など料金形態は様々です。
基本料金は安いけど郵便料金で結局高くなるというケースもあるので、転送にかかる費用はしっかりチェックしましょう。
GMOオフィスサポートで基本料金内で転送できる封筒計4通(150g以下)が月初と月末に届いた場合を参考に比較してみました。
A社 | B社 | GMOオフィスサポート | |
転送料 | 660円(330円×2回) | 400円(200円×2回) | 0円(基本料金に含む) |
月あたりの基本料金(最安値) | 2,530円 | 1,650円 | 1,650円 |
合計 | 3,190円 | 2,050円 | 1,650円 |
入会金 保証料 | 5,500円 あり | 5,500円 あり | なし なし |
今回は郵便転送の料金だけでの比較ですが、転送以外のサービス込みでの料金になっている場合があるので注意が必要です。
まとめ
- バーチャルオフィスでも郵便物を受け取れる
- 書留郵便や速達、レターパックも受け取れる
- 転送サービスがある場合は、転送周期は事業者ごとバラバラ
- 受け取れない郵便物はどのバーチャルオフィスもだいたい同じ
- 場合によっては基本料金以外に転送費用がかかる事業者もある
いかがでしたでしょうか。
バーチャルオフィスに郵便物が届いた場合の流れやわかりづらい転送サービスについてイメージはつきましたか?
事業によって届く郵便物の種類、郵便物の量もさまざまです。
バーチャルオフィス事業者によっても料金形態は異なるので、ご自身の事業と利用料金を照らし合わせてぴったりなバーチャルオフィス事業者を選んでくださいね。
事業者の住所をお貸しするサービスです。具体的には、事業者の住所として掲載可能な住所の提供・登記可能な住所の提供・郵便物等の受取・当該住所を用いた銀行口座開設申込等を可能にするサービスです。事務所の賃貸・レンタルオフィスとともに「バーチャルオフィス」という選択肢もぜひご検討ください。